天界震-chapter.2

好きなものに愛と毒を叫ぶだけ

MIRЯORORЯIM



ミニアルバム「MIRROR」の感想を真面目に記してみます。脱線の可能性大有り。

MBLAQが3人体制になって初の音源ということで各所のインタビューでメンバーが語ってましたが、5人の時よりも歌により一層の力を入れていると。パフォーマンスより歌唱力重視のグループになったと。

確かに。

以前まで歌をおろそかにしていたという意味でなく、さらに歌声に磨きがかかってるなという印象です。

前回の静寂すぎるアルバムは涙すら浮かばない無表情で無感動な芸術作品のようでしたが(貶してるわけではないです)、今回はすべてを吹っ切ってようやく前を向けたかな、飛び立つことできたかなと感じられるアルバムだと思います。メンバーそれぞれの想いが滲んでいるようです。

アルバムの構成が良いです。
インストと曲が交互に入っており、8曲で一つの物語のようになっています。それぞれの曲が良い意味で突出していなくて、主張が控えめなおかげでしょうか。

時期的なものも関係しているのか、雨上がりや小雨の降る薄明りの空の下で聴いてみると、かなり聴きこんでしまいます。個人的にはHey you〜I knowの流れが好きです。曲単体だったらやっぱり「鏡」が一番ですが。

K-POPのラップって曲によっては正直いらなくね?耳障りじゃね?と感じるものが多いのですが(とくにスローテンポの曲とか)、MIRЯORの中のミルちゃんのラップは聴きやすかったです。優しい優しいラップ。ミルちゃん推しだからしょーがないんですが、他のどんなラッパーよりもミルちゃんのラップの声が好きです。上手い下手なんざわかりませんが、私にとってはミルちゃんのラップが誰よりも魅力的なのです。


わくわくどきどき、気持ちが昂る、楽しい!とは程遠いアルバムではありますが、素敵な作品です。
これはMBLAQにしか歌えないだろうと思います。
皮肉かもしれませんが、これまでの様々な経験が今作の歌声・曲を生かしているのは間違いないです。

MBLAQが好きだ、と改めて思いました。





さて、脱線をば。


先ほど「歌唱力」の話題を出したので、突然ですが「メインボーカル」を勝手に分析。

K-POPグループの中にはメインボーカルが一人ないしは二人います。しかし声質とか歌い方・パートによってそのボーカルの特徴がとても顕著に表れるのが興味深いです。

TEENTOPについてる肩書を例にとるとわかりやすいのです。
ニエルがエモーショナルボイス(エモーショナルボーカルだったっけ?)、チョンジがパワーボイスと言われています。その名の通り、感性豊かな声と力強く凄味のある声。

前者がメロディーラインを引っ張っていき、後者がそれを受け継いで爆発させる、1,2回目のサビは前者が担当して最後のサビは後者が歌う、といったイメージです。

贔屓グループにて検証してみます。
前者を[感]、後者を[力]と表記しときます。

�@TEENTOP



感:ニエル
力:チョンジ

�AINFINITE




感:ソンギュ
力:ウヒョン

�BSPICA




感:ボア
力:ボヒョン

�CLadies'code



感:アシュリー
力:ソジョン

レディコはどうだろうなぁ……ソジョンがメインでアシュリーがリードボーカルっていう位置づけかな?あくまでメインはソジョンのみ、ってことで。でもアシュリーがメインパートを歌うこともあるもんね。
関係ないですがソジョンの歌声とニエルの歌声は通ずるものがあると思います。(ていうかマイケルジャクソンだよね)

�DMBLAQ




感&力:  G.O


この御方はどっちもですね。どっちもこなせちゃう。
感性がスンホでパワーがジオって考えられるけど、エンブレもレディコと同じ位置づけかと。



私はどちらかというと感性ボーカルに惹かれる傾向があるんですが、贔屓グループの皆々様だったらどちらのボーカルも好きです。それぞれのボーカルさん、本当に聞き惚れる声をしてます。

結論: 贔屓グループ最高。 ←